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Posted by No Name Ninja - 2014.05.26,Mon
このオーダーには頭を抱えた人も多いはず
何故なら山吹常勝ダブルスを担う新渡米&喜多ペアをあえてバラし
喜多&錦織という変則ダブルスを組ませ、ダブルスが専門の新渡米さんはシングルスという采配だったからです

この奇策がズバリ当たって勝っていればまだ良いのですが
問題はこの采配が見事外れて山吹の全国大会敗退を決定付けたと言っても過言ではない点です

ダブルスの大会では毎年全国にペアを送り込んでいる伴じいという有能な顧問を抱えた
山吹中が意味もなくこのオーダーを組み意味もなく負けたとは正直思えません

そこで、私なりにこのオーダーについての考察をまとめてみました
つまらない考察ですが追記からどうぞ

先に言っておきます、長いです





まずこのオーダーを決めた人物についてなのですが
私は当然山吹中の顧問である伴じいだと思います

山吹中は試合の順番はクジで決めていると千石さんが言っていたのでそうなのでしょう
ただレギュラーを選んだりペアを決めたりするのはやはり伴じいの仕事と考えます

伴じいは先程も書きましたが顧問としてはとても優秀です
団体戦では今年が初の全国大会とはいえダブルスの大会は全国常連な訳ですから

本誌を振り返ってみると伴じいは都大会決勝で桃城に負けた千石さんに
「彼とここで当たれたのはラッキーでした」と述べています

目先の負けなど気にしていません
むしろ負けたことで千石さんが次のステップへ進む足掛かりを得たと解釈している訳です
伴じいは亜久津の試合でも似たようなことを言っています

つまり伴じいの采配は常に先を見据えたものであるということです

そこで私が着目したのは名古屋星徳の変則オーダーに入っている2年生の喜多くんです
何故なら彼はこの全国大会が終わった後に来年が残されている人物だからです

喜多くんは今年、ダブルスの大会でも新渡米さんと共に全国大会へ出場し
団体戦でも山吹の常勝ダブルスを担う唯一の2年生という意外と重要な位置にいます

来年の山吹を背負って立つのはやはり喜多くんと室町くん
加えて微力ながら急成長中(と思われる)壇くんの3人です

喜多くんはこの3人の中では1番試合慣れしていて
さらに言えばダブルスが売りの山吹中の後輩の中で唯一のダブルスプレイヤーです

まぁ何が言いたいかというと伴じいはこの時点で来年の試合を見据えていて
喜多くんに目を付けこのオーダーを組んだのではないかということです

テニスのセンスもそれなりにあり試合慣れもしている喜多くんが
来年も勝つために必要なものは一体なんでしょう

私は喜多くんが試合を引っ張っていく、コントロールして行く力ではないかと思いました

喜多くんは確かにダブルスが強いです、全国区です
でもそれは新渡米さんがいて初めて成立していることだと思います

新渡米さんと喜多くんのダブルスは残念なことに試合描写がないので私の妄想になってしまうのですが
試合をコントロールしているのはやはり先輩である新渡米さんなのではないかと思うのです

南と東方のペアを見ても司令塔はしっかり南に固定されています
ゴールデンペアもまたしかり、司令塔は大石と決まっています

私はテニスをしたことがないのでてきとうなんですが多分ダブルスというのは
司令塔がはっきりとしている方が統率が取れてやり易いのではないかと思います

来年、喜多くんがダブルスを組めるのは良くて試合経験の未熟な同級生、下手をすれば後輩です
どちらにしても喜多くんがパートナーから頼られる存在となるのは必定な訳です

でも今の喜多くんにはパートナーの司令塔となり試合をコントロールしていく力はまだないと思います
そこで彼には頼る人のいないダブルスというのを経験してもらう必要があると伴じいは考えたのではないでしょうか

新渡米さんや他の先輩たちがいて、喜多くんがまだ後輩であるうちにこの経験をするのと
彼がもう先輩の立場になってしまってからこの経験をするのでは天と地の差があると思います

伴じいはそこまで考えた上でこの大事な団体戦の最中に
あえて変則オーダーを組み込む決断をしたのではないでしょうか

つまり私はこのオーダーが今年勝つためのオーダーではなく
来年の山吹中が勝つためのオーダーだと考えました

話を進めます
ここで新渡米さん以外のレギュラーから喜多くんのパートナーを選ばなければなりません
まず南、東方、千石さんの3人は適任ではないと考えます

南は言うまでもないです
彼も司令塔タイプなので短く言えば新渡米さんとあまり変わらないからです
南は喜多くんをきっちりリードしてしまうに違いありません

このオーダーは喜多くんに頼れる人物のいない感覚を経験してもらうことが目的ということで
話を進めているので頼れる人物がパートナーでは意味がない訳です

東方もダブルスにおいてはやはり頼れる存在となるでしょう
千石さんはダブルスは不慣れでしょうがやはり試合慣れしているし
なにより実力があるのでダブルス以前の問題として試合の中心に立つのが目に見えています

では室町くんはどうでしょう
私は室町くんも適任ではないと思います

伴じいが先を見据えているとすれば
やはり室町くんにも来年に繋がる戦いを用意したいと考えるはずだからです

このまま室町くんの話もしてしまいたいのですが
今は喜多くんのパートナーの話しをしているので一旦室町くんの話は保留とします

とりあえず室町くんも適任ではありません

退部してしまった亜久津を除くと残るメンバーは壇くんと錦織くんです

壇くんなら後輩だし嫌でも喜多くんが試合を引っ張る形になるので
最高だと思うのですが残念なことに彼は現在レギュラーではありません

残る1人が錦織くんです
錦織くんはもちろん試合経験が豊富とは言えません
ちなみに彼もシングルスプレイヤーですからダブルスは不慣れでしょう

錦織くんには少々失礼な気もしますが伴じいが求めている条件にはハマります
以上の点から喜多くんのパートナーには錦織くんが選ばれたのだと思います

伴じいの思惑通り試合は厳しいものとなりました
窮地に立たされた喜多くんははっきりと新渡米さんのいない違和感を感じるはずです
いつもならきっと新渡米さんがなんとかしてくれますがその新渡米さんはいません

錦織先輩を頼ろうにも彼はきっと自分のことで精一杯なはずです
彼も先輩として喜多くんの助けになりたいはずですが実行に移す余裕はないでしょう

ここで喜多くんは試合を動かす為、自発的な行動を要求される訳です
おそらく喜多くんはそれに戸惑い上手く試合を持って行くことができなかったのでしょう

それはスコアに出ています
でもこの試合はすでに勝ち負けの話ではありません
喜多くんがこの負けから何かを学び取ってくれればそれでいい訳です

さて、これで変則ダブルスが組まれた理由及び結果に関しては考察を終えました
ちなみに新渡米さんは錦織が抜けて空いたシングルスに入ったのでしょう

それでは先程保留にした室町くんの話もここでしてしまいたいと思います

今までの山吹のオーダーを見てみると室町くんは非常に甘えの効く位置にいます
団体戦は先に3本取れば勝ちなので単純にダブルス2勝と千石さんの1勝でいい訳です
室町くんは勝っても負けても自動的に次の試合に駒を進めらるような状態でした

ちなみに都大会決勝や関東大会の準々決勝など
山吹常勝ダブルスが2勝を取れずシングルス頼みとなった試合では
どちらも室町くんまでオーダーが回ることなく試合は決してしまっているのです

そこで室町くんに必要なのは自分が勝たなければいけないというプレッシャーの中で
試合をすることだと伴じいは考えたのではないでしょうか

ここでも今回のテーマである変則ダブルスオーダーが鍵です
正直に言います、喜多くんと錦織くんがいきなりダブルスを組んで
勝てると思っている山吹のレギュラーというか部員はいないと思います

室町くんも当然同じことを考えたはずです
あとは新渡米さんのシングルスですがこちらも勝率は高くないでしょう

地味'sと千石さんが2勝上げるとしても残り1勝がなければ次の試合には出られません
そこで室町くんは初めて自分が確実に勝利しなくてはならない試合に挑むことになります

しかもこの試合のオーダー、室町くんはS3です
この後に続く試合にも大きな影響を与える大事なポジションです

室町くんはここで千石さんが今まで抱えてきたプレッシャーを体で感じたと思います
来年このプレッシャーを背負って戦うのはおそらく室町くんです

そして千石さんは今まで土壇場の勝負どころで負け続けてきましたが
山吹中最後の試合を勝利してみせてくれました

結果として山吹中は試合に勝つことができず団体戦は全国ベスト16に終わりました
ですが、山吹中は勝利よりも大きなものを来年に残せたのではないでしょうか

この試合での敗北が喜多くんや室町くんの成長の糧となり
来年の山吹中に勝利という形で帰ってきてくれるのではないかと私は思います

ここからはただの妄想ですが
山吹中の団体戦というのは毎年こんな感じなのではないかと思います
今年の3年生も去年同じように団体戦で必要な経験をさせてもらい今に至っているのではないかと

3年生のレギュラー陣がこのオーダーを受け入れたのはそこだと思います
去年自分たちが先輩にしてもらったように、自分たちも後輩の為に一役買ったのです

だから負けたことにも後ろめたさがなく
むしろこの試合で次の世代へのバトンタッチができたと
胸を張ってテニス部を引退できたのではないかと思います

私の中学時代の男友達にテニス部のやつがいましたが
そいつも3年の団体戦はおまけみたいなもんだと言っていました
個人戦で精一杯出し尽くし、団体戦は最後の思い出作りだから肩の力を抜いて楽しむと

まぁ彼1人にしか聞いてないので全く信憑性には欠けますが
山吹中の3年生もきっと似たような心情で団体戦に臨んでいたのではないでしょうか

なんと言っても山吹中のテニスは楽しくがモットーですから



これで7割くらいただの妄想な気がする考察は終わりです
ここまでお付き合い頂ありがとうございました
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